百合姉妹vol.1の感想
2003年の夏に発売された「百合姉妹 vol.1」の感想です。
作品ごとの感想となっております。コラム類はてきとうにスルーしたものも。
・恋姉妹
ひびきさんの絵が可愛い。絡まっている指に、なんだかドキドキしたりして。
ストーリィは、特に好きでも嫌いでもなし。
・アートギャラリー
速瀬さんの胸の描き方が好きでない・・・(爆)。
絵自体も、あまり好みでないです。
後方のメイドさんの困っている様子が、前方の二人よりも気になりますー。
・楽園の小鳥
絵が綺麗ですね。女の子が凄く可愛い。
ストーリィも結構好きです。恋愛、というよりは友情という感じが良い。
・我がまま姫の、その憂鬱な事情。
初め、「事情」を「情事」と読んでしまった涼子さんです(ヲイ)。
絵がですね、奈々は可愛いんですけど、美沙が別に美人でない。
肝心のストーリィですが、電話がもらえずやきもきしたりするのは良かったんですけど、
結末が好きでない。どうも奈々の独りよがりな気がしてならないのですよ。
・清ら影
小野塚カホリさんは、涼子、もともと好きだったので、
カラーページを見ただけで、歓声をあげたのですが、
内容もやっぱり凄くよかったです!
大原、毬谷二人の感情や思考が、ガラスの破片のように鋭く透明で、
こちらの心に刺さってきます。
こういう百合が、涼子はすごく好きです。
・Welcome to the Sister dome
御免なさい、獄本さんの文章って、どうも好きでないんです。
ああ、でも「同化願望こそが最も美しくピュアな恋愛の構造」というくだりには賛同。
・彼女
蔵王さんの描く女性って、元々好きです。千晴がかっこいいー!
百合漫画としてはあまり好きではないですが、
そうでないなら、二人のすれ違いっぷりが面白いと思うです。
ってか美穂ちゃん、実は腹黒・・・。
・酒とユリの日々
森奈津子さんの少女小説は好きだったなぁ。
今では、「元」少女小説作家なんですね。なんだか寂しい。
エッセイですが、姫百合の会、良い(笑)。
女子高って、やっぱり憧れます。
・百合の花咲く7つの瞬間
読んだことのある作品があると嬉しかったですし、
未読の作品は凄く気になるしで、良かったです、このコーナ。
吉屋信子さんの小説は良いですよねー!
それから、「クララ白書」。クララにでてくる少女3人の友情は素敵過ぎる。
この3人のうち、しーのが吉屋さんの小説が好きだという設定だったので、
涼子は吉屋作品に出会えたのですよ。
そういう意味でも、思い出深い一作。
「丘の家のミッキー」の方は未読なので、今度読んでみたいです。
「ウンター・デン・リンデンの薔薇」は、かなり耽美的です。
中学の頃に読みましたが、ドキドキでしたわ。
そしてひみつの階段シリーズ!
クララ同様、少女同士の友情が凄く良い。紺野さんの絵がまた良いですし。
「マリア様がみてる」は、涼子はあまり好きではありません^^;
今野さんの文章が、どうも好きではないんですもの。
ああ、でも二次を読むのは好きですよ(笑)
・ともだちじゃなくても。
ストーリィは結構好きなんですけど、絵が好みでないので、どうも・・・。
・ポスタ
みなみさんのイラスト、凄く綺麗!思わずしばらく見蕩れますー。
騎羅さんの方は好きか嫌いか、自分でもよくわからないです。
雰囲気は、凄く良いんですけど。
・under the rose
紺野さんの百合ー!涼子は紺野さんが元々大好きなのです。
凄く綺麗なカラーページにまず、ドキドキ。
白、は百合に似合いますね。
内容ですが、いつも通りの紺野節で良かったです。
サラリとした感じが、凄く良い。
タイトルが又、良いですね。単に「秘密」とするより、よっぽど気が利いている。
・ストロベリーシェイク
かなり面白い。謳っている通り、確かに爆走ラヴコメディだわ。
樹里亜の暴走具合が、面白すぎます。
・カムコ
絵は凄く可愛いし、ストーリィも好きなんですけど、
・・・どこらへんが百合なの?
・pops
ほのぼのとした感じが好きです。
・夏の繭
タカハシさんの絵って、可愛くて好きだ。
実は繭の方がナツを強く想っていてびっくりでした。
繭の性格や、言っていることが凄く好きです。
・とびら
絵もストーリィもあまり好きでなひ・・・。
大貫の心情変化が不自然な気がするのですよ。
・星降る声に耳を傾け
絵が素敵過ぎる!柔らかい雰囲気が、良い。
ストーリィも結構好きです。甘すぎないのが、素敵。
2004.9.11 up
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